2017.05.13

毎日新聞でコラム「大地の棚田日記」連載開始

ueyama大地の棚田日記棚田英田上山棚田団

NPO法人英田上山棚田団の理事、水柿大地が毎日新聞にてコラムの連載をスタート。
タイトルは「大地の棚田日記」
デジタル版でも読むことができますので、下記リンクよりご一読ください。
https://mainichi.jp/articles/20170424/ddf/012/070/012000c

 

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以下新聞記事よりテキストのみ抜粋

「今日は何をしよるんじゃ?」。草刈り機を担いだスミオさん(90)が、軽トラにのった僕を引き留めて声をかけてくる--。皆さんが春を感じるのはどんな時だろう。満開の桜や、おろし立てのスーツを着て歩く新入社員を見かけた時? 僕は田畑で作業する人の数が増え始めると、春が来たのを実感する。虫や動物だけでなく、家にこもっていた人間も動き出すのだ。
ここは棚田の里、岡山県美作(みまさか)市の上山(うえやま)地区。僕は21歳の時に東京からやって来て、28歳の今まで棚田再生やナリワイづくりに取り組んでいる。大学で農山村の地域づくりを学んでいたのをきっかけに、総務省の「地域おこし協力隊」として活動したのが始まり。1年だけ「現場に出てみよう」と来たはずが、上山や地元の人々、暮らしに引き込まれ、8度目の春を迎えている。
上山の棚田はかつて全国有数の規模を誇り、8300枚もの田んぼで米づくりが行われていたが、人口流出や担い手の高齢化などでその9割ほどが荒れてしまった。変化が訪れたのは、今から10年前だ。関西を中心に都会の人々で組織されたNPO法人「英田(あいだ)上山棚田団」や地元有志が、棚田の再生をスタート。移り住む人も増え、住民約160人のうち移住者が2割を占めるまでに。荒廃した田んぼの約2割を再生したり、地域の伝統行事を復活させたり。全国から訪れる人が絶えない集落になった。
芽吹きの春の到来は、草木が勢いを増し、せわしなく草刈りを迫られる季節が来たことを意味する。草の勢いは時に、恐怖を覚えるほどだ。思えば移住するまで、自然を怖いと思うこともなかった。このコラムでは上山の四季や暮らしの魅力、移住の知恵を紹介したい。(NPO法人「英田上山棚田団」=岡山県美作市=理事・水柿大地)


 ■人物略歴
みずかき・だいち
1989年東京都あきる野市生まれ。法政大卒。2010年7月~13年3月まで美作市の地域おこし協力隊員。著書に「21歳男子、過疎の山村に住むことにしました」

 

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